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岡山出身の画家・竹久夢二の生家で展覧会 ふるさとの夏描いた作品並ぶ

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 大正ロマンを代表する岡山県出身の画家・竹久夢二の夏をテーマにした絵の展覧会が、岡山県瀬戸内市で開かれています。

 画家で詩人の竹久夢二は、長いまつ毛と物憂げな表情が特徴の美人画を数多く残しました。

 出身は現在の瀬戸内市邑久町。生まれ育った家を改装した記念館では、夢二が愛したふるさと岡山を感じさせる作品の展覧会が開かれています。

 展覧会のテーマは「ふるさとの夏」。「夕涼み」は、薄いブルーの着物を着てうちわを手にした女性の、涼しげで物憂げな夕暮れ時の様子が描かれています。注目ポイントは、女性の背景にある笹です。

 夢二の生家の裏山には、昔から竹が多く植えられていて、ふるさとを感じられるとして、夢二は好んで作品に描いていたそうです。

 「七夕(星によする)」には、舞妓が笹にちょうちんを吊り下げる七夕の日のワンシーンが描かれています。着物や帯の柄もさまざまで、日本の伝統を愛したといわれる夢二のこだわりが詰まった作品です。

 このほかにも、咲き誇るひまわりや銭湯帰りの女性など、夏の日常を繊細に描いた作品約50点を見ることができます。

(夢二生家記念館 少年山荘/同前佐和子さん)
「夢二のふるさとを感じながら、夏らしい作品を楽しんでいただければと思います」

 展覧会「夢二生家ふるさとの夏」は9月3日まで開かれています。

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