5日、観音寺市の港で香川県の「放魚祭」が開かれました。
水産資源を守ることの大切さを知ってもらおうと、地元の園児約100人が招かれ、地元の漁業関係者と一緒にヒラメやメバルなどの稚魚約7800匹を瀬戸内海へ放流しました。
香川県によると、地球温暖化などの影響で漁獲量は減少傾向です。
そうした中、瀬戸内海を代表する高級魚で、一時激減していたキジハタは、稚魚の放流を続けた結果、増えているということです。
(園児は―)
「楽しかった」
「お魚流すのが楽しかった。おっきくなってほしい」
漁業を巡っては、8月24日に始まった福島第1原発の処理水の海洋放出を受けて、中国が日本産の水産物の輸入を全面的に停止しています。香川県の漁業への影響は……
(香川県水産振興協会/嶋野勝路 会長)
「我々が取っていたマナガツオとかイカとか、中国に輸出しておったんですが、全面ストップということで、少なからず影響がある。孫子の代まで豊かな海を残して、安定した漁業を続けたいというのが願いでしょうね。これは全国の漁業者の願いです」