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イイダコ漁獲量が約20年で100分の1に 資源保護へ「釣り期間の制限」に協力呼び掛け 香川県

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 漁獲量が激減している「イイダコ」を守ろうと、香川県が釣りの期間に制限を設け、協力を呼び掛けています。

 8日は香川県の職員が船の保管などを行う高松市の民間施設を訪れ、啓発チラシを配布するよう依頼しました。

 県は遊漁船の業者や個人の釣り客に対し、イイダコ釣りの期間を9月1日から10月15日までの午前中に制限し、釣れた量を報告するよう協力を呼び掛けています。

 県によると、香川県内の海域でのイイダコの漁獲量は、2002年に199トンだったのが2022年は1.6トンと、20年で100分の1以下まで激減しています。

 海水温の上昇などにより、イイダコを食べる魚が増えたり、イイダコの餌が減ったりしたことが原因とみられています。

 資源回復に向け、漁業関係者が網に入ったイイダコを自主的に海に戻したり、香川県が放流や飼育試験を行ったりしています。

(香川県水産課/湯谷篤 主任)
「香川県内全域で統一的にこういった取り組みをするのは初めてのことですので、資源保護への第一歩ということでぜひご協力いただければと思っております」

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