社会全体で子育てを支えようという「ベビーファースト運動」に参画を宣言した事業者に対し、岡山県高梁市が水道料金の一部を最大6カ月間減免すると発表しました。
高梁市が物価高騰で苦しむ事業者への支援とベビーファースト運動の推進を目的に行うもので、事業費は約1000万円です。
対象はベビーファースト運動に参画し、高梁市に法人市民税を納付している事業者です。1カ月の水道料金のうち基本料金に該当する金額を、2023年10月請求分から2024年3月請求分までの最大6カ月分減免します。
「ベビーファースト運動」は、子育て世代が子どもを産み育てたくなる社会を実現していこうと、公益財団法人日本青年会議所が2021年度から全国で展開している運動で、高梁市は2022年9月に参画を表明しています。
市の担当者によると、ベビーファースト運動にした参画した事業者への助成事業は全国的にも珍しく、県内では初めてだということです。
高梁市でベビーファースト運動への参画を表明している事業者は9月12日現在5社です。
市は、今回の助成事業をきっかけに運動に参画する企業を増やしたいとしていて、高梁市の上下水道課で2024年3月末まで申請を受け付けています。