岡山県教育委員会は、「岡山盲学校」と「岡山聾学校」の新しい校舎を整備する予定です。28日、有識者らによる検討委員会が開かれました。
検討委員会には福祉や学校関係者らが参加し、県教委から、校舎整備や教育内容の見直しについて説明を受けました。
県教委は、岡山市中区原尾島の岡山盲学校と中区土田の岡山聾学校について、2つの学校の機能を集めた新しい校舎を整備する予定です。
老朽化で改修が必要なことや、児童・生徒数の減少で、集団での学習活動が難しいことなどが理由としています。
新しい校舎は、JR東岡山駅から近い岡山聾学校のグラウンドに整備します。総事業費は約50億円を見込んでいます。
委員会では2つの学校を「一体型」にするか「併設型」にするかなどが話し合われました。
委員からは「交流することが難しい障害同士なので、一体型にすると先生の負担が大きくなるのではないか」「子どもたちに確実に情報を届けられる教育になるようにしてほしい」などの意見が出ました。
県教委は今後、基本計画を定める予定で、2029年度の利用開始を目指すとしています。