両備グループのシンクタンクは、大半のバス事業者でドライバーが不足しているとの調査結果を取りまとめました。
地域公共交通総合研究所が11月、日本バス協会の会員企業に行なったアンケート結果によりますと、回答した68事業者の99%が「運転手が不足している」と答えました。
また、2024年4月にドライバーの時間外労働に上限が設けられることについて、約4割の企業が「延期すべき」と答えました。「ますます人手不足になる」などの事業者の声がありました。
一方で、「延期すべきではない」との回答も全体の約4割あり、「延期しても運転手不足は変わらない」などの声がありました。
調査を行ったシンクタンクの小嶋光信代表理事は結果を踏まえ、「少なくとも3年ほどの延期が必要だ」と国に提言したということです。