地元で取れた魚介類を学生に知ってもらおうと香川県宇多津町で食育教室が開かれました。
(とらふぐ 海鮮料理 百とら/友澤敏雄 店主)
「一番大事なのは、この太い所の根元の部分に少し切れ目を入れる」
食育教室には栄養士などを目指す香川短期大学1年生の41人が参加しました。
地元飲食店の料理人や香川県の職員に調理の方法や食材の栄養素などについて教わりました。
そして地元で取れたタコをカルパッチョに、ノリを「海苔巻き」に料理しました。
この食育教室は、地元の魚介類をもっと食べてもらおうと香川県や水産振興協会が大学などと協力して毎年開いているものです。
農林水産省によると魚介類の消費量は減り続けています。2011年度に肉類の消費量に抜かれ、2021年度は一人当たり23.2kgでピーク時から4割以上減り、過去最低でした。
香川県は魚介類の価格が上がっていることや下処理や調理に手間がかかることなどが影響しているとみています。
(愛媛県出身の学生)
「すごくおいしくて、県をまたいでいい食材に出会えて、自分の中ではすごく満足な経験」
(栄養士を目指す学生)
「肉って焼くだけで食べられる、魚は骨抜いたりさばいたりが必要。栄養とかを考えると取らないといけないなと思った」
(栄養士を目指す学生)
「小さい子は好き嫌いが多い子も多いと思うけど、いろんな食材に触れておいしいと感じてもらえるような栄養士になりたい」