高松市に、小学1年の時に独学でプログラミングを始め、ゲームなどを作っている小学4年の女の子がいます。2024年2月、彼女は国内最大の小学生向けプログラミングコンテストのファイナリストとしてプレゼンテーションに臨みます。ファイナリストになるのは2年連続です。
全国の舞台を前に、高松市の大西秀人市長を表敬訪問したのは、付属高松小学校の4年生、鎌田千記理(かまだ・ちきり)さんです。
千記理さんは1月、全国の小学生ナンバーワンプログラマーを決める「Tech Kids Grand Prix」のファイナリスト10人に2年連続で選ばれました。
2023年は部屋をきれいにする方法を学ぶゲームを作って出場。作品を発信していく姿勢が素晴らしかったとして「PRESENTATION AWARD」を受賞しました。
1年経った今、千記理さんは自身の変化を感じています。
(付属高松小学校4年生/鎌田千記理さん)
「プログラミングの技術が高まったのかなと思ったり、身の回りをみてどんな困っていることがあるかなとか思ったり、プログラミングで助けたいという気持ちがいっぱい出てきた」
千記理さんの母親は……。
(千記理さんの母親)
「この1年間、アルゴリズムというのを意識して本を読んだり、いろいろ紙に書いたりして試行錯誤しているなっていう雰囲気は前回よりもあった」
そんな千記理さんが、2024年に作った作品が……。
(付属高松小学校4年生/鎌田千記理さん)
「子どもがアンケートに楽しく答えられるプログラムを作りました」
作ったのは子どもがアンケートに答えるためのプログラム。
質問や回答欄をひらがなだけで表示させたほか、点をつなぐというゲーム要素を加えることで、楽しくアンケートに答えられるように工夫しています。
(付属高松小学校4年生/鎌田千記理さん)
「最後に点つなぎゲームの結果が出るので、自分の結果が分かったり、友達と競いあったりできるので、そこが『推しポイント』」
この作品を作った理由が……。
(付属高松小学校4年生/鎌田千記理さん)
「自分も学校のアンケートでこれめんどくさいなとか、早く終わらせたいなとか思ったり、友達もめんどくさいから『適当に答えちゃえ』ってやってたりして、それだったら本当の意見が聞けなくなると思って」
今後も身の回りの人たちを助けることができるものを作りたいという千記理さん。
千記理さんが出場する、全国の小学生ナンバーワンプログラマーを決める大会は2月25日に東京で開かれます。
(付属高松小学校4年生/鎌田千記理さん)
「優勝とか賞をもらって、実際に高松市でもう少し改良してから使ってもらいたい」