「わたしのゆめはお父さんみたいな大工さんになることです」
香川県さぬき市の小学4年生・向山はぐ美さん(9)は、2022年度、歯科医院などで構成される「夢みるこども基金」が開く「夢」をテーマにしたコンクールに作文を応募。全国の小学1年生から中学2年生761人が参加した作文の部で見事、最優秀賞に選ばれました。
「大工になりたい」は、小学1年生の頃からの夢だそうです。
(向山はぐ美さんの作文)
「お父さんは毎日あせだくで、着ている服もドロドロによごれて帰ってきます。けど、お父さんは毎日『いってきます』とわらって仕事に行きます。わたしは、そんなかっこいいお父さんが大すきです」
主催団体は「お父さんのことを思って書かれた文章が感動的だった」と評価しています。
(父/向山将広さん)
「まぁ……うれしい、うれしいです」
(母/敬子さん)
「娘の中に、主人がそういうふうにかっこいいなとか、大好きやなって映ってくれているのは、すごくうれしいことだなと思った」
はぐ美さんは2022年の夏、父・将広さんに教わりながら椅子作りに挑戦しました。
(小学4年/向山はぐ美さん)
「こうやって切った。何回も動いて切りにくかったけど、足全体で抑えて切りました」
また、家の中で弟の育杜くん(5)と遊ぶのは、工具をモチーフにしたおもちゃです。
(小学4年/向山はぐ美さん)
「こんなふうに半分だとこうやって回って……固いのだと動かなくてっていうことがわかる」
「遊び」からも、大工で必要な技術を学びます。
リフォームを専門にしている父・将広さんは、大工を志すはぐ美さんに、こんなアドバイスをしたそうです。
(父/向山将広さん)
「整理整頓と学校の勉強、計算はしないと。大きさを間違えるので」
(小学4年/向山はぐ美さん)
「整理整頓は最近できていて、算数は図形などを頑張って書いたりしている」
はぐ美さんの家には、本棚や机などお父さんが作ったインテリアがあふれています。
そんなはぐ美さんが大工になって作りたいものは?
(小学4年/向山はぐ美さん)
「3階建ての周りは白の家を作りたい。1階はリビングで、2階は寝る部屋で、3階に自分の大きい部屋を作りたい」
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