香川県三豊市は、市内を走るコミュニティバスの一部路線に電気で走るEVバスを導入する計画で、6日から実証運行を始めました。
電気で走るコミュニティバスです。1回約3時間の充電で、290km走行できます。座席数は12、定員は29人です。
三豊市は、自然エネルギーの発電事業などを行う福岡市の「自然電力」と、コミュニティーバスの電動化で協力し、6日から実証運行を始めました。
こちらのEVバス車両は3000万円ほどしますが、車両などは無償で借りています。
(三豊市/山下昭史 市長)
「これを走らせることによって、(脱炭素の)市民意識の醸成はできると思う。いかに実走に持っていけるかを目標にしている」
(自然電力 事業企画部/佐々木周 部長)
「日本の一つのお手本となって、取り組みが全国で進んで行けばいい」
(記者リポート)
「EVのコミュニティバスに乗っています。確かに音はとても静かですし、乗り心地も普通の一般のバスと変わりありません」
四国のコミュティバスでEV車両の導入は初めてです。
高瀬と仁尾を結ぶ路線で1日4往復し、1回の充電で1日走行できるかどうかなども確認します。
(乗車した人は―)
「普段と変わらない。安心して乗っています」
三豊市では3月30日までの実証運行でデータを集め、2024年度の本格導入に向けた検討を進めることにしています。