岡山大学病院が、子どもから若い世代にかけてのがん患者に対し医療面以外でも切れ目のない支援をしようと、新たな組織を設置します。
(岡山大学 小児医科学/塚原宏一 教授)
「診療に関してはすでに横の連携があるので特に今問題ないのだろうと。それ以外の部分ですね、全ての患者さんに同じように高いレベルの支援を作れるようなことをめざしています」
岡山大学病院が4月1日に開設するのは「小児・AYAがん総合センター」です。
小児がんは15歳までに、AYAがんはAYA世代と言われる16歳から39歳で発症するがんのことです。
これらの世代の患者については、直接的な医療面以外でも、子どもから大人になる過程での医療費負担の変化や長く入院する学生への教育・就職支援など多くの課題があります。
これまでは、各診療科が個別に支援していましたが、新設する組織では小児科など16科が集まり、診療科の枠を超えた総合的な支援体制を構築します。