岡山県早島町の公園に2羽の白鳥がやってきました。歓迎会が開かれ、地元の園児らが触れ合いました。
岡山県早島町の「早島町ふれあいの森公園」に新しくやってきたのは、どちらも2歳のコブハクチョウ、メスの「はくちゃん」とオスの「ちょうさん」です。合わせると「は・く・ち・ょ・う」になります。
「はくちゃん」と「ちょうさん」は2024年6月に福岡県の日本経済大学から譲り受けた白鳥で、新しい環境に慣れたことから3日、歓迎会が開かれました。
歓迎会では地元の早島幼稚園の子どもたちが餌やりに挑戦しました!
(園児)
「食べた~!」
子どもたちは楽しそうに「はくちゃん」「ちょうさん」と触れ合っていました。
(歓迎会に参加した園児は―)
「かわいいって思って。レタスとかパンとかおいしそうでした」
「なんかすごくニコってしてた、だから餌をあげた人、大好きだと思う」
この公園には元々、別の2羽の白鳥がいました。早島町などによると町は、1998年に倉敷市の美観地区の川で他の白鳥にいじめられていた2羽のコブハクチョウを引き取りました。
早島町ふれあいの森公園にやってきたのは10年ほど前で、長年、地域の人に愛されてきましたが、1羽が2022年、もう1羽が2023年に死にました。
そこで立ち上がったのが、公園の自然を守り次世代に残そうと活動する町民有志の会、「早島さくら千年委員会」の林作治さんです。
(早島さくら千年委員会/林作治 会長)
「白鳥を目当てに子どもたちが来ていた。『白鳥、白鳥』って懐いていたから、いなくなって本当に寂しいなと」
林さんが全国70カ所以上の動物園や施設などに声を掛けた結果、「はくちゃん」と「ちょうさん」を譲り受けることになったのです。
(早島さくら千年委員会/林作治 会長)
「優雅な姿って言うんですかね、やっぱり水鳥の中の王様だなと。早島のアイドル的な白鳥になっていただければなと」