国内外から訪れる人が増えているサンポート高松地区で、テロや犯罪を防ごうと警察や大学などが合同で訓練と呼び掛けを行いました。
香川県警や高松海上保安部など4つの機関とJR四国の職員、徳島文理大学の学生、あわせて約40人がJR高松駅の利用者にチラシを配ってテロ対策への協力を呼び掛けました。
また、外国人が駅で不審物を見つけたという想定で訓練も行われました。文理大学の韓国人留学生が韓国語で通報。警察官が翻訳機を使いながら対応しました。
(参加した韓国人留学生は―)
「韓国語で通報ができるのがすごいなと思った」
「日常の中でこういう訓練を受ける良い機会がなかった。実際に(このような)状況になった時にも良い対応ができるようになると思う」
サンポート高松地区ではあなぶきアリーナ香川の開館や徳島文理大学の開学などで訪れる人が増えていて、かがわ総文祭や瀬戸内国際芸術祭・夏会期などの大規模なイベントも控えています。
(高松北警察署/森英之 警備課長)
「県民の皆さまの安全意識を高めるということが非常に重要になってくる。官民学が連携してサンポート地区での取り組みを実施できたのは非常に有意義だったと考えている」