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「あしたの準備を簡単に」忘れ物防止プログラムを開発した小学生 全国大会へ 岡山市【こどもミライパーク】

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 岡山市の小学4年生の男の子が学校生活での課題を解決するプログラムを開発しました。3月、彼は国内最大の小学生向けプログラミングコンテストのファイナリストとしてプレゼンテーションに臨みます。

(庄内小学校4年/杭田賢太さん)
「僕が作ったのは『かんぺき!あしたのじゅんびプログラム』です。僕は忘れ物をよくするので、あしたの準備を楽しく簡単にできるプログラムを作りました」

 プレゼンテーションの練習をしているのは岡山市の小学4年生、杭田賢太さん(10)です。

 杭田さんが制作したのは小学生の忘れ物を防止するためのプログラムです。名付けて「かんぺき!あしたのじゅんびプログラム」です。

 このプログラムでは小学校の担任の先生がクラウドに保存したあしたの持ち物リストを児童が自分の端末で受け取ります。

 そして児童は教科書やノートなどに貼ったQRコードを端末にかざして持ち物リストと照合します。チェックして持ち物リストがすべて消えればあしたの準備は完了です。

 このプログラムは杭田さんが自分の課題だった忘れ物を無くそうと考えたもので約4カ月かけて作りました。

(庄内小学校4年/杭田賢太さん)
「忘れ物が無いように完璧に、そして安心してできるようにしました。オンラインでつながれるから、先生がどこにいても生徒がどんな離れたところにいてもちゃんとつながれる」

 杭田さんはこのプログラムで全国の小学生ナンバーワンプログラマーを決める「Tech Kids Grand Prix」の予選に出場しました。

 そして1万件を超える応募の中から見事ファイナリスト10人に選ばれました。

(庄内小学校4年/杭田賢太さん)
「(Q.ファイナリストに選ばれた気持ちは?)すごくうれしいです。もう天に昇るような気持ち」

 杭田さんがプログラミングを始めたのは約1年前、中学2年生の兄、昴輔さんに教えてもらったのがきっかけです。

 現在は週2回、1日2時間ほどプログラミングに取り組んでいます。

 決勝プレゼンテーションに向けては予選会での審査員からのアドバイスを参考に先生が児童の準備状況を出席番号のマルバツで分かるようにするなどプログラムをバージョンアップしました。

(庄内小学校4年/杭田賢太さん)
「(Q.プログラミングについて)自分の作品だけじゃなくて他の作品を見ることでこうしたらこうなるんだとか、こうやればこれができるようになるんだなっていうのが分かりやすくて面白いなと思いました」

 見守る父親は―

(父親/杭田久晃さん)
「やりがいがあることを自分で見つけられて良かったなと思います。まずいろんなことを調べてから自分で実行しようという心が育ったかなと思います」

 決勝プレゼンテーションは3月2日、東京で開かれます。杭田さんは家族に見守られながら優勝目指して頑張っています。

(庄内小学校4年/杭田賢太さん)
「全国大会の目標は審査員の人にすごいなって言わせることです。(Q.勝てる自信は?)あります」

 この全国大会には香川県の小学5年生、鎌田千記理さんも3年連続で出場します。

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