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猛暑で新米の生産量・価格に懸念 水田に藻が増殖…倒れる稲も 農家「あきらめるしかない」

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 このところの猛暑が新米の価格に影響を与えるかもしれません。岡山市の農家では暑さで田んぼの藻が増え「コメの生産量が減る」と懸念しています。

 14日、農林水産省が発表した7月6日までの1週間に販売された全国のスーパーでのコメの平均価格は前の週より70円値下がりし、5kg3602円でした。

 こうした中で、2025年10月ごろに出荷予定の新米の価格に早くも心配の声が……。

 岡山市東区でコメを栽培している農園では、40haの田んぼで約150tの新米を生産予定ですが、2025年は生産量が減りそうだと懸念しています。

(一所懸命農園/岩本英隆 社長)
「こうやってつぶされるんですよね。(Q.黒いのは何?)黒いのは藻です。覆って水の中で息ができなくなって窒息みたいな感じですね」

 根元から倒れている稲。こちらでは川の水をひいて稲を育てていますが、暑さの影響で水温が高くなり藻が増殖。その藻が稲をおおい、倒しています。

(松木梨菜リポート)
「この影響で生産量が5%ほど減りそうだということです」

(一所懸命農園/岩本英隆 社長)
「ひどいところ(農家)では半分以上稲がなくなったりとか。(生産量は)減ると思います。植え直しもできませんし、あきらめるしかないですね」

 生産量は価格に直結するため、新米の価格が上がるのではないかと話しています。

(一所懸命農園/岩本英隆 社長)
「暑さで豊作とはいかないとは思うんで、多少上がると思います。天候も異常が当たり前ですよね、それに対処できるような栽培方法。そういうのを考えていかないと難しいですね」

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