高松市内の製鉄工場の敷地から、基準値を上回るカドミウムなどが検出されたことが分かりました。現在のところ健康被害は確認されていません。
高松市によると、2月、東京製鐵の高松鉄鋼センターが、敷地内の土壌と地下水を自主的に調査しました。
その結果、土壌からは「カドミウム及びその化合物」など8つの物質について、土壌汚染対策法の基準値を上回る量が検出されたということです。このうち地下水からは、「フッ素及びその化合物」など3つの物質が検出されました。「フッ素及びその化合物」は基準値の最大5.6倍に当たる量が検出されました。
現在のところ健康被害は確認されていません。
高松市は、周辺地域で飲み水として使っている井戸を確認し、汚染状況を調査する予定です。