無登録で海外の集団投資ファンドへの出資を募った罪に問われている男6人の裁判の初公判が岡山地裁で開かれ、全員が起訴内容を認めました。
金融商品取引法違反の罪に問われているのは、福岡市の会社役員の男(37)ら男6人です。
起訴状などによりますと、6人は2019~2020年にかけて国の登録を受けていないにもかかわらず、松山市の女性ら9人に対し、海外の集団投資ファンドへの出資を募ったとされています。
25日の初公判で6人全員が起訴内容を認めました。
この事件を巡っては主犯格とみられる男(32)も起訴されています。
検察側は冒頭陳述で「主犯格とみられる男(32)が海外の金融当局から受けた許可証を示し、元本を保証した上で高配当が実現できる金融商品があると説明したため、男(37)が統括する会社が勧誘を始めた。出資金の30%が男(37)側の報酬で、残りを主犯格とみられる男(32)側に渡していた」などと述べました。
一方、弁護側は、起訴内容について争わない姿勢を示し、具体的な主張はしませんでした。