3月11日は各地で地震を想定した訓練が行われました。路線バスの運行中に巨大地震が発生した想定で、その対応を確認しました。
(訓練)
「緊急地震速報発令、身を守ってください」
両備バスの玉野営業所が行った訓練です。
(訓練)
「各車安全な場所に停車をしてください。自身とお客様の安全を守ってください」
訓練は南海トラフ地震が起き、玉野市で震度6強を観測し、その直後に岡山県の沿岸部で津波警報が発令された想定です。
運行中のバスに業務用無線を使い津波警報が出たことを伝えます。その後、営業所の社員らはバスで近くの公園に避難します。
この営業所は南海トラフ地震が起きた場合、津波で3~5m浸水する想定だということです。
そしてバスを仮設本部にし、各車両に乗客の安否を確認したり、避難場所を指示したりしました。
(両備バスカンパニー 玉野営業所/豊田 賢 チーフマネージャー)
「これだけの人数がいることはまずないと思いますので、それぞれが役割を兼務しながらどういう動きをしていけるのかが今後の課題」
両備バスは今回の訓練を受けて、現在の災害対応マニュアルを改訂するということです。