岡山県吉備中央町では、児童の減少によって2025年度に9つの小学校を3校に統合します。統合される9校では、12日から14日にかけて順に閉校式が行われています。
吉備中央町上加茂にある「津賀小学校」です。
(記者リポート)
「これから閉校式が始まります。最後の児童は19人。35年の歴史に幕をおろします」
閉校式には、児童や卒業生、山本雅則町長らが出席しました。
(児童代表の5年生)
「ここでの思い出を大切にし、新しい加賀東小学校でも6年生として頑張っていきたいと思います。ありがとう、津賀小学校」
式では、宇江賢校長から山本町長に津賀小学校の校旗が返納されました。
吉備中央町では、12日から14日にかけて9つの小学校が閉校式を行います。
町では2024年度、5つの小学校で2つの学年を1つのクラスにする「複式学級」を導入するなど児童が減少しています。適正に小学校を配置するため、9つの小学校を3校に統合します。
津賀小学校は、東部の円城、御北と統合されて「加賀東小」に、西部、南部でもそれぞれ3校が統合され、「加賀西」、「加賀南」として生まれ変わります。
校舎はそれぞれ、円城、豊野、吉備高原のものを改修して活用します。
学校が遠くなる児童に対しては、町がスクールバスを運行します。
(吉備中央町/山本雅則 町長)
「3校になっただけではなくて、子どもたちにとって素晴らしい教育環境をこれからも整備しなければいけないと改めて思いました」
(5年生は―)
「1番思い出に残っているのはいろいろあるけど運動会とか海事研修が心に残りました」
「(統合する学校とは)交流会とかをやったことはあるけど、やっぱりちょっとまだ心配なところはある。話しかけられるように頑張ります」
「低学年・中学年を一生懸命自分なりに引っ張っていきたいなと思っています」