岡山県警が、2025年上半期に県内で発生した交通事故の状況をまとめました。
岡山県で2025年1月~6月に発生した人身事故は2304件で、前年の同じ時期と比べて47件減少しました。
交通事故によって亡くなったのは18人で、前年の同じ時期と比べて3人減少しました。人口10万人あたりの死者数は0.98人で、全国17番目に少ない人数となりました。
死亡事故を分析した結果、全体の5割が、事故の責任が一方の当事者のみの「単独事故」などだったということです。また車に乗車中、事故で亡くなった9人のうち、7人がシートベルトを着けていなかったということです
シートベルトの非着用が多かったことから、岡山県警は過去5年間の死亡事故でシートベルト着用時と非着用時の致死率を比較しました。その結果5割以上の人が非着用だったことが分かりました。
また座席別でみると、運転席に座っていて非着用だった場合、着用時の約100倍の致死率となりました。助手席は約30倍、後部座席も約5倍となり、全席においてシートベルトの着用が極めて重要であることが分かりました。
これを受け、岡山県警は全席シートベルトの着用が義務化されていることや、運転手は同乗者に対して着用を求めなければいけないことなどを呼び掛けるとしています。