2024年、岡山県備前市が地元の中高生を対象に実施したアメリカ・メジャーリーグの試合を観戦するなどしたツアーについて、「ツアーは違法」などと訴える地元の有志が市に対し、前市長に事業費を返還させるよう求める住民訴訟を起こしました。
訴えを起こしたのは備前市民の有志ら18人です。
備前市は2024年8月、市内の中高生を対象にアメリカのロサンゼルスで地元出身のメジャーリーガー、山本由伸投手が所属するドジャースの試合観戦や現地の歴史や文化を学ぶツアーを実施しました。
これについて市民グループは「参加人数は限られ不平等で違法だ」などと指摘。
備前市に対し、事業費にあたる約1億3000万円を吉村武司前市長に返還させるよう求め、16日、岡山地方裁判所に提訴しました。
これについて備前市は「訴状が届いていないためコメントは差し控える」としています。
この問題を巡っては、2025年4月に住民監査請求が行われ、5月19日に却下されています。