存続などが議論されているJR芸備線の一部区間で7月19日から増便の実証事業が行われます。JR西日本が期間は「4カ月が限界」としていることについて、岡山県の伊原木知事は「短すぎる感覚はない」との認識を示しました。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「JRに無理を言いたいわけではない。提案されている期間があれば、私はそこそこのいろんなことは分かるのではないかと思っています」
JR芸備線の再構築協議会は存続の可能性を探るため7月19日から約4カ月間、新見駅と広島県の備後落合駅の間などで土日祝日の列車を増便する実証事業を行います。
JR西日本は「運転士や車両の数が限られているため4カ月が限界」としていますが、広島県は「周知や効果の検証などのため1年が必要」と主張しています。岡山県の伊原木知事は15日の会見で「期間が短すぎるという感覚はない」と述べました。
また、再構築協議会が路線の存廃などを2026年度末までに結論を出す方針であることについては「期限を延長すべきではない」との考えを示しました。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「ずるずる延ばしていっていい仕事になることは少ない。最初に決めたデッドラインでどういう結論に達したかがすごく大事なことだと思っている」