岡山理科大学が人工の水「好適環境水」を使って山の上で養殖したエビが、岡山市のデパートで初めて販売されました。
(記者リポート) 「こちらに岡山理科大学が育てたエビが並んでいます。けさ出荷したばかりということで、まだ生きています」
山の上で育てたバナメイエビが販売されたのは、天満屋岡山店の鮮魚売り場です。価格は5匹で780円と同じ売り場のブラックタイガーより安く販売されました。
(岡山理科大学/山本俊政 准教授) 「地物とか岡山産というシールが付いているのはすてきですね」
岡山理科大学は、淡水魚と海水魚を同時に育てることができる人工の水「好適環境水」を使って養殖実験に取り組んでいます。3月には、2カ月半養殖したバナメイエビを東京の日本橋三越本店に初出荷しました。このときの価格は4匹で980円。輸送の問題から、加工したもののみの販売でした。
今回は、出荷後すぐに販売できるとあって握り寿司などに加えて生きたものも並びました。
(岡山理科大学/山本俊政 准教授) 「これはさっきまで生きていましたから。新鮮で、安心・安全で刺し身ができる。これは1回味わってみてください」
岡山理科大学が育てたバナメイエビは、天満屋岡山店で1週間ほど販売される予定です。