夏の高校野球・岡山大会。この夏1点も取られていない玉島商のエースが後ろを守る仲間を信じ、強豪・創志学園に挑みます!
玉島商業のエース、寺内智哉。身長165cmと小柄ですが、その存在の大きさはチームナンバーワン!1回戦の岡山朝日戦。
自らのタイムリーで奪った1点を守り抜き、夏1勝をあげると……続く2回戦、2024年夏準優勝の関西相手でも、要所を抑え2試合連続、1-0での完封勝利。玉島商の大黒柱です。
(玉島商/寺内智哉 投手[3年])
「打たせて(取るを)2試合連続でできているので、9回投げ切って0に抑えられるよう頑張る」
寺内は1回、ヒットを打たれ1死1塁。ここで3番・大谷にライト線へ運ばれ、1点を失います。寺内にとって、この夏19イニング目で、初失点。
点差を広げられた2回。またしても失点を重ね、ここで寺内は降板。2回を終わって、6点差をつけられます。
3回ウラ玉島商業の攻撃。打席には寺内からマウンドを託された3年の宝蔵。
レフトへのタイムリーで1点を返します。
エースの力投でつかんだ夏の2勝。「今度は自分がやる」と意気込む宝蔵は気迫のピッチングで創志打線を3回以降1失点。勝利への希望をつなぎます。そして迎えた9回ウラ2アウト。打席には宝蔵!センターへ運びますが、ランナーがホームでタッチアウトで試合終了。
仲間の思いを背負って戦った夏が終わりを告げました。
【玉島商 2‐7 創志学園】