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【参院選2025】有権者は何を重視? 投票率アップ&国民・参政躍進の背景は 岡山・香川

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 今回の参院選で有権者は何を重視して投票したのでしょうか? 投票率のアップや国民民主党、参政党の躍進の背景について専門家に聞きました。

何を重視して投票? 街の人にインタビュー

(街の人は―)
「熱心に回られてたとか政策とか分からないのでそういう活動の様子とかで(決めた)」(60代)
「消費税のあたりとかも結構言われてたのでそこはちょっと重視したところはある。投票行ってよかったな」(30代)
「やっぱり子どもたちがいるので、子どもたちのこと、日本の将来を考えて投票した(今後も)長い目で見て日本が良くなるといいなと思っている」(30代)
「世間の流れというか評判というか皆が後押ししてるんだなそれに乗っかったような感じ」(40代)
「減税とかその辺の方が気になる。やっぱり物価高で給料も上がらないとかそういう世の中でまたバラまきを始めるより、減税をしてもらった方が家族多いので(いい)」(30代・投票せず)

投票率アップや国民民主党、参政党の躍進の背景は

 今回の参議院選挙の投票率は岡山県が54.18%で3年前の前回より6.95ポイント上昇。香川県は56.46%で、前回より7.24ポイントアップし、15年ぶりに55%を超えました。

 投票行動に詳しい香川大学法学部の堤 英敬 教授は、「物価の高騰など経済状況に与党がうまく対応できていないことへの不満がある中、国民民主党や参政党が受け皿になった」と分析します。

(香川大法学部/堤英敬 教授)
「『手取りを増やす』『日本人ファースト』というキャッチフレーズは有権者にとって入りやすかった。今まで選挙に行ったことがないんだけれどもとか、しばらく選挙には行ってないんだけれども、という人たちもひきつけて投票率が上がったという構図ではないかと思います」

「賛否両論」巻き起こした参政党は14議席を獲得

 今回、選挙区と比例区で合わせて14議席を獲得した参政党。岡山、香川の選挙区では当選はなりませんでしたが、比例の得票率は岡山県が13.35%、香川県が11.24%でどちらも16の政党と政治団体の中で3位でした。

 ただ、その主張は「賛否両論」を巻き起こしました。

(香川大法学部/堤英敬 教授)
「参政党に関しては確かに排外主義的ではないかという批判がありました。ただそれに対して、マスメディアにおいてもネット上においてもそうした考え方に警鐘を鳴らすような声っていうのも多く聞かれたところかと思います。(賛否)両方の情報に人々が触れるという機会がある程度確保されているのであれば、それほど悲観的なことではないかなと思います」

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