香川県の小豆島で伝統的なお盆の風習「負い縄そうめん」作りが行われました。
「負い縄そうめん」とは、手延べそうめんをのれんのような形に編み込んだものです。
お盆に帰ってきた先祖がそうめんで作った縄で供え物を包んで背負って戻れるように、という願いが込められていることからこの時期に作ります。
戦前には小豆島の多くの家庭でみられる風習でしたが、その後は作られなくなり、今では香川県小豆島町の川崎健司さんがその伝統を守っています。
4日は川崎さんの自宅に親戚や友人など12人が集まって「負い縄そうめん」を作り、仏壇に飾りました。
(川崎健司さん)
「子どもたちが1年1年大きくなってくるので、今年はだいぶ時間が早くきれいにできました。ご先祖様も喜んでいると思います」
できあがったそうめんは地蔵盆にあたる8月23日と24日まで仏壇に飾るそうです。