世界中で海洋ごみの問題が深刻化しています。海洋ごみの約8割は陸上で発生し、その多くが川を通じて海に流入しています。海に出る前に川でごみを止めようという実証実験が9日から13日まで高松市で行われます。
実証実験を行うのは、海洋ごみ問題に取り組んでいるNPO法人・クリーンオーシャンアンサンブル(香川・小豆島町)です。
9日から13日まで5日間、高松市の詰田川の河口域にクリアン(クリーンオーシャンアンサンブル)が開発した回収装置を設置し、ごみの量や種類を調べます。使用済みの漁網を材料として活用し、コスト削減を図ります。
クリアンが2023年に詰田川河口域で行った実証実験では、同じ海域の海洋ごみ回収と比べて100倍以上の量が集まったそうです。ごみが拡散して海に流出する前で、効率よく回収できたとみられます。
クリアンでは今回の実証実験で、川ごみ回収のモデルケースを構築したいとしています。