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デニム端切れのリメイク小物やい草のミサンガ作りなど 高校生が企業に協力呼び掛け文化祭でマルシェ開催 岡山・倉敷市

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 夏休みが終わり、文化祭シーズンです。倉敷市の高校生が4日、文化祭の模擬店で地元の産業を生かしたマルシェを開きました。

 倉敷青陵高校の文化祭です。

(模擬店員)
「萌え萌えきゅん! どうぞ~」

 模擬店の食べ物やバンドの演奏などを高校生が楽しみました。

 3年1組が開いたのは「きびのくにマルシェ」です。

 デニムの端切れをリメイクしたティッシュケースなどの小物に……。

(アロマボトル作りに参加した人)
「すごいいい香り!」

 かつての倉敷の特産品で地元企業が再生活動に取り組む「ハッカ」を使ったアロマボトル作りなど、オリジナルの商品やワークショップが並びます。

(3年1組の生徒)
「ハッカの魅力を知ってもらうことって大切だと思っていて、どうしたら伝わるのかなっていうのをいろいろ工夫しながら頑張りました」

 こちらは岡山伝統の「い草」。カラフルに染められたい草を使ってミサンガを作るワークショップです。

 高校生が企業に協力を呼び掛け、使わなくなった材料などの提供を受けて実現したものです。

 きっかけは、こちらの今吉梓さん。実家は倉敷市で明治時代に創業し、い草製品の製造・販売を手がける「倉敷いぐさ 今吉商店」です。

(倉敷青陵高校 3年1組/今吉 梓さん)
「倉敷の特産物、い草とか、いろんなものが身近にある環境で育ったからこそ岡山に貢献したいなという気持ちがずっとあって。高校生活の中で何かアクションが起こせたらいいなとずっと思っていて」

 その後、他の地元産業にも広げようとクラスのみんなでアイデアを出し合い、マルシェを開催することになりました。

(3年1組の生徒)
「倉敷に住んでいても倉敷の産業に関わることはあまりない。それを学園祭という生徒とかがいっぱい集まる場でできたのはすごくいいかな」

(訪れた保護者は―)
「去年も学祭に来たんですけど、地元のものを体験できるってなかなかない。楽しいです」

(倉敷青陵高校 3年1組/今吉 梓さん)
「生まれ育ってきた町の産業がいろんな人に知られていくのはすごくうれしいし、これをきっかけに高校生とか若い世代から知ってもらえたらいいな」

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