Park KSBアプリに寄せられた疑問をもとにお伝えする「みんなのハテナ」。今回は「キウイ」です。キウイを栽培する企業に聞いてみました。
収穫の最盛期を迎えたキウイ。甘味や酸味が魅力。そんなキウイへの最初の疑問。
緑色と黄色で栄養に違いは?(倉敷市 ハマー 31歳)
香川県善通寺市でキウイを専門に栽培している、キウイバードコーポレーションの島田満沖社長に聞きました。
(キウイバードコーポレーション/島田満沖 社長)
「さぬきゴールドについては、ビタミンEとかCとかがほかのグリーンに比べると高い」
さぬきゴールドは鮮やかな黄色が特徴のキウイ。2005年に品種登録された香川県のオリジナルです。
島田社長によると、キウイの品種は数多くあり、果肉の色もさまざまだそう。
(キウイバードコーポレーション/島田満沖 社長)
「原種でいえば紫もあるんですよ。紫・赤・黄色・緑。知る限りでは4系統かな」
商品として一般的に流通しているのは、緑・黄・赤の3色だそうです。それぞれ味に特徴もあって、赤色と黄色は甘味が強く、緑色は甘味の酸味のバランスが良いそうです。
外側に毛がある理由は?(総社市 キノリ 42歳)
(キウイバードコーポレーション/島田満沖 社長)
「敵から身を守る。キウイフルーツだったら害虫とか。触手が届かなかったり、舌が届かなかったりして、それがあることで食害されない」
あの毛が虫などから実を守っているそうです。ちなみに、あの皮は食べることができます。
(キウイバードコーポレーション/島田満沖 社長)
「栄養価が一番高いところなんですよ。」
皮ごと食べることで、食物繊維やビタミンを多く摂取することができるそうです。
断面の白い部分は?(坂出市 まるん 26歳)
キウイを切ると、白い部分がありますよね。ここが何かというと……
(キウイバードコーポレーション/島田満沖 社長)
「果芯。これを通じて養分が果実に行き渡るんですよ。ですから追熟といって柔らかくする作業があるんですが、果芯から外に向かって柔らかくなるのが進む。だから糖度が一番高いのは果芯なんですよ」
また、キウイを食べた時に舌がピリピリすることがあると思います。その原因が「アクチニジン」という酵素なんですが、白い部分はアクチニジンが少ないのも特徴です。
食べ頃を知るには?(新見市 こにーみ 40歳)
(キウイバードコーポレーション/島田満沖 社長)
「触診が一番分かりやすい。スライスで食べるなら鼻の頭。スプーンフルーツにするなら耳たぶ。個人差が多少あると思うけど。(Q.スプーンで食べられるくらいサクッと入るくらい柔らかいっていうこと?)うん」
ちなみにキウイは乾燥に弱いため、袋に入れて保存すると良いそうです。
(キウイバードコーポレーション/島田満沖 社長)
「キウイフルーツをたくさん食べて健康に美容に生かしていただきたい」