坂出労働基準監督署は24日、坂出市川崎町の造船業・川幸工業坂出と取締役を、労働安全衛生法違反の疑いで高松地方検察庁に書類送検しました。
調べによりますと、2024年1月5日、ベトナム人の技能実習生が鋼材をガス溶断しているとき、鋼材が左足に落ちて骨折しました。休業4日以上の労働災害になったにもかかわらず、すみやかに労基署に報告しなかった疑いです。
また、必要な資格を持っていない技能実習生をガス溶接業務に就かせた疑いです。労働安全衛生法では、可燃性ガス及び酸素を用いて行う溶接などの業務は、ガス溶接作業主任者の免許を受けた者や技能講習を修了した者などでなければ業務に就かせられないことになっています。