ニュース

香川大学病院が前立腺がんの先進医療スタート 超音波で局所治療 西日本初 

ADVERTISEMENT

ADVERTISEMENT


 香川大学医学部付属病院の泌尿器・副腎・腎移植外科は13日、高密度焦点式超音波(HIFU)を用いた前立腺がんの局所焼灼・凝固療法の実施施設として、西日本で初めて認可されたと発表しました。全国では3施設目で11月7日から治療を開始しました。

 直腸から治療装置を挿入し、強力な超音波をレンズで焦点に集め、音波の振動エネルギーで熱を発生させて組織を焼いて破壊するため、周りの組織を傷めず、針を刺す必要もありません。治療は40分から70分で終わり、翌日には退院可能だということです。

 前立腺がんで全摘除したり放射線治療を行ったりすると、排尿障害などの副作用が懸念されます。しかし近年、MRI検査や生検技術の進歩でがんの部位が特定できるようになり、低リスク、中間リスクの早期がんについては局所療法が注目されているということです。

関連ニュース

全国ニュース(ANN NEWS)

新着ニュース