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「穀物の害虫」はカフェインを飲むと死ぬ 害虫駆除に応用の可能性 岡山大

 岡山大学大学院環境生命自然科学研究科博士課程3年(国費留学生)のShine Shane Naingさん(ミャンマー)と環境生命自然科学学域の宮竹貴久教授らは5月12日、カフェインが穀類などの害虫・クヌストモドキの寿命や成長に負の影響を及ぼすことが分かったと発表しました。
 これまでの研究で、ハエが高濃度のカフェインを飲むと死ぬことが分かっていて、害虫管理の新たな手段として応用が期待されるとしています。
 研究成果は、Springerの日本応用動物昆虫学会誌「Applied Entomology and Zoology」にオンライン掲載されました。

 コクヌストモドキは、米や小麦などの穀物に被害を与える甲虫で、繁殖力が旺盛なのが特徴です。
 研究グループは、コクヌストモドキにカフェインを混ぜた砂糖水を飲ませたところ、1%以上の高濃度のカフェインを飲んだコクヌストモドキは、オス・メスともに寿命が有意に短縮しました。
 また、交尾したコクヌストモドキにカフェインを混ぜた小麦粉とビール酵母の餌を与えて産卵させたところ、最も低いカフェイン濃度(0.01%)ではサナギ数が増加したものの、カフェインがサナギの体重を減少させることが分かりました。

 これまでにもカフェインの散布などによる害虫の発育や交尾行動に対する影響は調べられてきましたが、今回の実証で、アリ類などの有害な外来昆虫の駆除管理にもカフェインが応用できる可能性を示したとしています。

KSB 報道
執筆:KSB報道
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