岡山県赤磐市が誘致を検討していた会員制量販店・コストコを巡る動きです。用地の開発を進めている民間事業者はコストコの誘致について「難しい」と判断し、代わりにショッピングモールを建設する計画を進めていることが分かりました。
赤磐市は、河本・岩田地区の約28haについて新たな都市拠点の開発を進めています。このうち約17haの民間用地では、岡山市の不動産会社がコストコや医療機器メーカーの本社工場の誘致を軸に開発を進めていました。
誘致には前市長も「トップセールス」として関わっていて、2024年9月には、コストコの日本法人「コストコホールセールジャパン」と交渉を進めていることを市議会で明らかにしていました。
2025年4月に就任した前田市長も誘致に前向きな姿勢を見せていました。
(赤磐市/前田正之 市長)
「コストコについてもこちらの進出に向けて力を入れて、注目をしていただいている。正しく進めて皆さんにご理解をいただいたうえで、早く進出していただくよう努めていきたい」
しかし、開発を進める会社は18日、KSBの取材に「コストコの誘致は難しい」と明かしました。
(開発を進める会社の取締役/池田敬一郎さん)
「(コストコから)『相思相愛で出たかった』と言われた。百条委員会や議会の中でごちゃごちゃしているのも聞いていて、そういったことを総合的に勘案した時に出店は難しいのではないかという結論に達したのではないか」
赤磐市議会は、コストコの誘致などを巡って前市長時代の手続きが適切だったかを検証するための百条委員会を2025年9月に設置。2026年中に議会に報告書を提出したいとしていました。
コストコホールセールジャパンに赤磐市への出店について問い合わせたところ、「回答を差し控えさせていただく」としています。
開発を進める会社は18日、赤磐市の前田市長に対し、コストコの誘致は難しく、代わりにショッピングモールの開発手続きを進めていることを報告したということです。
この会社によりますと、現在ショッピングモールの事業者と調整中で、6月にも計画について正式に発表できる見込みだとしています。
(開発を進める会社の取締役/池田敬一郎さん)
「(地域の人から)商業集積されたショッピングモールのようなものを誘致してほしいという意見が非常に強いので、そういった形態のものを考えている」
赤磐市はKSBの取材に対して「段階に応じて議会や市民にも丁寧に説明していきたい」とコメントしています。