岡山県民に広く愛されている「サワラ」。今シーズン、その漁獲量が岡山県で減少しています。
寿司に、たたき。癖がないものの脂乗りがよく、特に岡山県民には親しみのある「サワラ」。瀬戸内市のすし店、「すし処 司」では、普段から県内外で獲れたサワラを提供していますが、現在、岡山県産のものは少ないそうです。
(「すし処 司」店主/岡本啓司さん)
「岡山県産のサワラが少ない。営業自体には問題ない。地元の魚を出したい思いはあります」
50年近く瀬戸内市の牛窓地区でサワラ漁に携わる廣田さんは……。
(牛窓町漁業協同組合 流瀬部/廣田勉 部長)
「これだけ獲れなかったことはない。雨が2回降って、大風が吹いて、それからさっぱり取れなくなった」
廣田さんによりますと、5月に入ってから牛窓地区では不漁が続いていて、今シーズンは例年より早くサワラ漁をやめたり、普段より遠くの海域まで出たりする漁師もいるそうです。
岡山市中央卸売市場の元卸「岡山県水」によりますと、4月21日の初入荷から5月12日までの岡山県産のサワラの漁獲量は23.5tで、2025年の同じ時期と比べておよそ半減しています。
1kg当たりの平均単価は1287円と、2025年の同じ時期と比べて4割ほど高くなっています。
こうした現状について岡山県水産研究所は、水温やエサがいる場所の変化が影響している可能性が考えられるとした上で……
(岡山県水産研究所/竹本浩之 専門研究員)
「現状はっきりとしたことは申し上げられる状況ではない。漁期が終わって、府県で情報を集約してそれからかなと思います」