JR芸備線の一部区間の存廃などを議論する再構築協議会が、バスを運行した場合の利便性や経済効果を検証するための実証事業を始めました。
実証事業では、JR新見駅から広島県の備後庄原駅までの沿線をバスが走ります。
バスのルートは4つの区間に分かれ、そのうち新見市役所と広島県の東城駅前を結ぶ区間では、1日に上下それぞれ5便を運行します。
芸備線の列車は通常通り運行しています。
(宮川周三リポート)
「スーパーの前にあるバス停です。普段走っているバスは1時間半から2時間に1本のペースです。この合間の時間に実証事業のバスが止まります」
商業施設や病院、学校などを通るルートで、芸備線の定期券や切符でも乗ることができます。
新見市によりますと、新見高校と岡山県共生高校の生徒の通学時間に合わせた最初の便には、高校生18人を含む合わせて20人が乗ったということです。普段列車を利用している生徒がバスを利用したということです。
(利用した生徒は―)
「いつもは新見駅まで列車で来て乗り換えてバスでここまで来ているんですけど、きょうはバス1本でここまで来られた。とても便利です。列車はバスより席が広くて荷物とかが多い人も乗りやすいなと思います」
1日に運行が始まったのは日常利用者向けの平日のバスで、7月から観光客向けの土日祝日のバスが運行する予定です。
実証事業の実施期間は2026年9月30日までです。
再構築協議会は、2025年7月~2026年6月末まで土日祝日に芸備線の列車を増便するなど別の実証事業も行っています。
列車とバス、2つの実証事業の経済効果などを比較しながら2027年3月をめどに芸備線の再構築方針を策定することを目指しています。
(新見市市民生活部/山田邦広 部長)
「多くの方に乗っていただいて、どちらが良いか、新見市の公共交通を維持していくために一番最適な方法を導き出していきたい」