「特殊詐欺のかけ子」をさせる目的で知人女性を国外に連れ去ったとして、岡山西警察署は2026年6月3日、指定暴力団池田組の組員の男ら2人を所在国外移送誘拐、被略取者等所在国外移送の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、岡山市北区中央町に住む指定暴力団池田組の組員の男(52)と、岡山市中区桑野に住む無職の女(27)です。
警察によりますと、2人は氏名不詳者らと共謀し、岡山県南部に住む20代の無職の女性を「特殊詐欺のかけ子」としてカンボジアに移送する目的で、2025年9月下旬ごろ、女性に対して「カンボジアで日本語を教える仕事がある」「3カ月で500万円稼げる仕事だが行ってみないか」などと誘いました。女性は、男が暴力団組員であることを知っていたということです。
10月上旬ごろ、男は「もう中国人の仲介人に話が決まったと伝えてある」「3カ月したら帰ってきたらいいから」などと言って女性に出国を確約させ、同月下旬ごろ、男らは車で女性を関西国際空港まで連れ去って誘拐し、ベトナム行きの航空機に搭乗させ、国外に移送した疑いが持たれています。
2026年2月6日、カンボジアにいる女性本人から救助を求める通報が岡山西警察署にあり、警察が捜査していました。
警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。
警察は、匿名流動型犯罪グループいわゆる「トクリュウ」による犯行とみて、捜査を続けています。