宮崎県などで最大震度5弱を観測したマグニチュード6.9と推定される地震を受けて、気象庁は、南海トラフ巨大地震が連動して発生する可能性について、調査を始めると発表しました。
気象庁は、専門家を緊急招集して、南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会を開くことにしていて、結果は2時間後をめどに発表されます。
南海トラフ地震の想定震源域では、紀伊半島を挟んで、東側と西側のどちらか一方で大きな地震が起きた場合に、連動して、もう一方でも大きな地震が起きることが過去に確認されています。
内閣府などによりますと、1854年には、震源域の東側でマグニチュード8.6の地震が起き、その32時間後に西側でマグニチュード8.7の地震が発生しました。
1944年には、東側でマグニチュード8.2の地震が起き、その2年後に西側でマグニチュード8.4の地震が発生しています。