韓国の非常戒厳を巡り、「内乱」の疑いで捜査が進んでいる尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領に対し、大統領公邸前に捜査本部の車両が到着したと韓国メディアが伝えました。ソウルから最新情報です。
（河村聡記者報告） こちらは現在マイナス6℃、かなり寒い中なんですけれども、公邸前には大統領の支持者ら数千人が集まって、拘束に反対と声を上げています。
さらに、夜が明けて、この人数はさらに増えてきています。今から集まってきている人の姿もあります。
私のすぐ目の前でも集会が行われていますけれども、拘束は違法だと声を上げ続けているんですね。
ただ、その一方で、懸念されていた警察と支持者らとの大規模な衝突はまだ起きていません。ある程度、統制は取れているという状況です。
（Q.支持者も数千人集まっているということですが、支持者たちの様子というのを教えていただけますか）
広範囲にわたって集会が行われていまして、ただ、そこまで、いつもの集会のように人が所狭しと並んでいるという状況ではまだありません。
これからどんどん集まってくるものとみられるんですが、実は集会、この場所だけではないんです。この公邸一帯の何カ所かに分かれて、合計すると警察の非公式の推算では6500人程度がすでに集まっているという情報もあります。
ただその年齢層を見ても、いつも基本的に保守系の集会は高齢者が多いんですけれども、きょうは比較的若い20代30代の姿もそれなりに確認することができます。そうした人たちが、大統領を守ろうと、拘束は違法だという声を訴え続けているんですね。
