アメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設で、国は軟弱地盤を固めるため、くいを打つ工事に着手しました。
29日午後3時ごろ、名護市辺野古の大浦湾にある軟弱地盤が見つかった海域で、地盤を固めるためのくいを打つ作業が始まりました。
くい打ちはパイプに砂を流し込み「砂くい」をつくる方法で行われ、国は合計7万1000本を海底に打ち込む計画です。
沖縄県の玉城知事は「国内に前例のない工事であり、難工事となることが予想される」としたうえで、「工事が埋立申請書の内容に沿って行われているかどうか注視していくとともに、新たな事由が生じた場合は、関係法令の規定を踏まえ適切に対応して参ります」とコメントしました。