台湾の電機大手「鴻海（ホンハイ）精密工業」の会長が日産自動車との関係について「買収ではなく、協力が目的だ」と話しました。
鴻海精密工業 劉揚偉会長 「鴻海から見ると買収ではなく、協力だ。日本の自動車メーカーといかに協力するかが課題だが、すでに複数の自動車メーカーと接触している」
12日、鴻海本社での新年のイベント開催後にメディアの取材に応じた劉揚偉会長は、日産との関係で目指すのは株式取得による買収ではなく、協力だと明らかにしました。
EV（電気自動車）関連のビジネスなどで今後、日産を含む日本の自動車メーカーと協力したいとしています。
また、日産の大株主であるフランスのルノーと接触したことも認めました。
日産とホンダは13日にも経営統合の協議の打ち切りを発表する見通しで、鴻海が日産の買収に動くのではないかという観測も出ています。
