高額な医療費を抑える「高額療養費制度」の見直しを巡り、石破総理大臣は凍結するように求めている患者団体と面会しない方針です。
青木官房副長官 「高額療養費という重要なセーフティーネット機能を将来にわたって堅持しつつ、当事者の不安の声に配慮した解決策を見い出すべく、厚生労働省において責任を持って検討しているところであり、このような状況下でご指摘のような(面会の)調整を行うことは考えておりません」
厚労省は高額療養費制度のひと月あたりの負担額を8月から段階的に引き上げる方針です。
がん患者の団体などは経済的負担が増えて治療が続けられないなどとして凍結するように求めています。
石破総理は制度設計等に携わる福岡厚生労働大臣に対して患者団体の話を聞くように指示し、両者の面会は12日に行われました。
福岡大臣は「不安に配慮した解決策を探る」としていますが、がん患者団体は政府案の凍結を求めて石破総理との面会を求めています。