タイとミャンマーの国境付近で特殊詐欺グループに加担させられたとみられる日本人の16歳の少年が保護されたことについて、林官房長官は少年がすでに帰国したと明かしました。
林官房長官 「行方が分からなくなっていた16歳の日本の少年につきましては、渡航先であるタイの当局に所在の確認や保護の要請をしていたところ、タイ当局により無事、保護され、すでに日本に帰国したもの承知しております」
外務省によりますと、少年は旅行する目的で日本を出国していて、行方が分からなくなった少年の家族から大使館などに相談があったということです。
林長官は海外で特殊詐欺の犯行拠点の摘発が増えていて、日本の警察が海外の捜査機関と連携し取り締まりを強化していると強調しました。
また、日本人が海外で特殊詐欺などの犯罪に加担する事例があるとして「海外での求人情報にはリスクがあることに注意してほしい」と呼び掛けました。