パレスチナ・ガザ地区での停戦に関し、イスラエルの外相が人質全員の解放などに向けて停戦の第2段階に移行するための交渉を開始すると明らかにしました。
ロイター通信によりますと、イスラエルのサール外相は18日、停戦の第2段階に向けて今週中にも交渉を開始するとしたうえで、イスラエルはガザ地区の完全な非武装化を要求していると述べました。
さらに、今後のガザ地区の運営をイスラム組織「ハマス」の代わりにパレスチナ自治政府が担う計画に関しては支持しないという考えも示しています。
今後、停戦の第2段階に移行すればイスラエル軍はガザ地区から撤退し、ハマスも残る人質を解放していくことになります。
18日には、これまでイスラエルが搬入を制限していた移動式住居などがガザ地区に入りました。
ハマス側は20日に4人の遺体を返還し、22日に生存している人質3人を解放する予定ですが、イスラエルは解放を加速させるよう迫っています。