去年1年間に全国の空港や港などで押収された不正薬物は2年連続で2トンを超えました。
財務省によりますと、去年、摘発された不正薬物の件数は前の年より2割以上多い1020件で、押収量は過去3番目となる2579キロでした。
なかでも、大麻（139件）や麻薬（322件）の摘発件数はいずれも過去最多でした。
手口としては、国際郵便にキャンディー状にした大麻を隠していたケースや、1人でコカインの入ったビニール袋78袋を飲み込んで入国しようとした事例もありました。
また、金の密輸入の押収量は1218キロで、去年のおよそ4倍でした。
金の価格が上昇し、利ざやが増えていることが背景にあるとみられ、他人から頼まれたものを持ち込もうとするケースが増えているということです。
