横浜税関が去年1年間で押収した覚醒剤や大麻などの不正薬物が前の年に比べて3倍以上増加したことが分かりました。
横浜税関によりますと、去年1年間の不正薬物全体の摘発件数は303件でした。
押収量はおよそ830キロで、おととしから3倍以上増加し、過去3番目の多さになったということです。
覚醒剤については摘発の件数は減っていますが、一度におよそ531キロ、末端価格およそ350億円分の大口摘発がありました。
一方、大麻については摘発件数、押収量ともに5倍近く増加しています。
不正薬物の密輸には国内と海外の犯罪組織が関与しているとみられていて、税関は警察と協力して摘発、取り締まり活動を継続するとしています。