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寒波去るも倍以上の雪 重みで倒壊 2月に“桜見頃の穴場”も

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 「最長寒波」は去りましたが、新潟県では雪の重みで建物の一部が倒壊する被害も。影響が続いています。

■寒波去るも 雪の重みで倒壊

 とにかく長かった寒波が去り、列島に日差しが戻りました。

 寒波が残した大雪。建物の被害も出ています。新潟県魚沼市の温泉旅館が所有する社員寮が雪の重みでしょうか、一部が倒壊しました。

 今回の寒波で魚沼市守門の積雪は北陸で最大となっていました。現在、住んでいる人はなく、けが人はいませんでした。

周辺住民 「建物の持ち主が除雪したり業者に依頼していたようだが、この度のすごい雪で人の手が間に合わなかった」

 北秋田市では屋根の除雪作業をしていたとみられる80歳の男性が亡くなりました。発見時、男性の自宅の屋根にはスコップが雪に突き刺さった状態で残されていて、男性は屋根の雪下ろし中に転落したとみられます。

■白菜“異変”も春に期待

 寒波の爪痕は関東にも…。

鈴木農園 鈴木弘晃さん 「結構大きい、いい玉」

 茨城県古河市のハクサイ農家。寒さでハクサイが茶色く傷んでいました。

鈴木農園 鈴木弘晃さん 「寒さが強いと葉も実を守ろうとする。外の葉を犠牲にしてでも中の葉を守るので外が枯れる」

 傷んだ葉っぱを取り除くとサイズは小さくなってしまいます。

鈴木農園 鈴木弘晃さん 「こんなふうに小さなやつ、サイズ足りなくて破棄」

 通常のものと比べると、その差は歴然。

鈴木農園 鈴木弘晃さん 「寒波が抜けてくれたことで外の葉の傷みも止まる。中を剥くと、そこそこのいい具合の大きさになっている。皆さんのところにハクサイをたくさん届けられるという期待は持っている」

■2月に“桜見頃の穴場”も

 人々が待ちわびる春。関東では、まもなく桜が見頃の場所もありました。

 実に8日に及ぶ最長寒波。日本海側では、平年の2倍以上の雪を残したところもあります。

 九州は強い寒気と放射冷却の影響で冷え込みが強まりました。

 鹿児島県伊佐市では、マイナス6℃と今季一の冷え込みに。子どもたちの吐く息は白く、学校のプールも凍るほどです。

小学生 「(Q.半袖で掃除してますけど寒くない?)まあ慣れています」

 東京都心は気温12℃。風は弱く、春を感じる一日でした。

 そろそろ“桜”が見頃を迎える場所も。神奈川県松田町の富士を望む高台では、河津桜と菜の花のコラボレーションが楽しめます。

 約360本の河津桜が並ぶ丘。25日、周辺の気温は3月中旬並みに。今年は花の咲き具合が遅れ、「桜まつり」を1週間延長して春を迎えます。

まつだ桜まつり実行委員会 下田明宏さん 「あすには見頃を公表できて、週末には満開の予想。寒波ではなく暖かい状況でのんびり楽しめる天気になったらいい」

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