アメリカのトランプ大統領による関税強化策に対し、経団連の十倉会長はアメリカ国内がインフレになることで「日本より世界経済が懸念される」と述べました。
経団連 十倉雅和会長 「いずれ米国国内にも大きな影響が出てくると思います。インフレという形で。日本経済というよりも世界経済に対して懸念を持っています」
日本への影響として十倉会長は、トランプ大統領が予定通り来月に実施する意向を示したメキシコとカナダへの関税措置を挙げました。
特にメキシコでは日系自動車メーカーが合わせて120万台余りを生産していて、大部分をアメリカに輸出している企業もあると説明したうえで、日系企業が受ける影響に懸念を示しました。