新年度予算案を巡り、政府・与党は4日の衆議院通過を目指していて審議は大詰めを迎えています。
(政治部・平井聡一郎記者報告) 与党側は3日朝、予算案を4日、採決したいと提案しましたが、野党側は安倍派の元幹部らの参考人招致などを取り上げ、受け入れませんでした。
立憲民主党 辻元代表代行 「そもそも、この政治とカネの話の原点じゃないですか。政治家として出てきて、ちゃんと説明するべきだと」
攻勢を強める立憲は、ガソリンの暫定税率の4月からの廃止を求め、揺さぶりをかけています。
国民民主だけでなく維新にも呼び掛け、3日にも法案を提出したい考えです。
立憲民主党 後藤衆院議員 「予算も税制の法律も維新が賛成しないと通りませんよ。ガソリンと軽油の暫定税率は(令和)7年度から廃止するということを総理としてご決断下さい」
石破総理大臣 「地方の減収分をどのようにして手当てをするのかということについて、結論が出ないままにいつ廃止をするということは私どもとして申し上げることはできません」
一方、維新は予算案の「採決の邪魔になることはしない」として法案の共同提出には否定的です。
維新は午後、役員会などを開いて、予算の裏付けとなる税制関連法案への賛成も決める見通しで、4日の採決に向けた環境が整うかが焦点です。