2022年に神奈川県の東名高速下りで合わせて4人が死亡した大型トラックによる玉突き事故で、事故調査委員会は単調な運転による注意力の低下を原因と推定する報告書を公表しました。
2022年11月、東名高速下りを走行中の大型トラックが別のトラックに追突するなど車4台が絡む玉突き事故があり、大型トラックの運転手ら合わせて4人が死亡しました。
「事業用自動車事故調査委員会」は今月21日に公表した報告書で、大型トラックの運転手の前方不注意などが原因と推定しました。
深夜の単調な運転で、眠気を感じていなくても居眠り運転をしているのと同じくらい注意力などが低下している状態の「覚低運転」が誘発されたということです。
委員会は事業者に対し、点呼や健康診断により運転手の健康管理を徹底することなどの再発防止策の実施を求めるということです。