78歳の男のトラックにはねられ、重体だった10歳の女の子の意識が戻りました。一緒にはねられた妹の心配をしているといいます。
姉妹の父親(37) 「姉が意識戻って、ICU(集中治療室)には入っているが、しゃべれたにはしゃべれた。心配してくれている声もあるので伝えたい」
姉が意識を取り戻したのは事故から5日後の29日。石川琴陽さんの葬儀の日。大好きなドレスを着せてもらって出棺する前のことでした。
姉妹の父親 「緑色のドレス着てお姫様みたいなのが好きだったので、琴陽が助けてくれたのかも分からないです。家から出棺する時に電話がきて、電話越しに話せた」
第一声は琴陽さんを心配した言葉だったといいます。
姉妹の父親 「『琴陽は?』と琴陽のことを心配していた」
しかし、琴陽さんのことは話せていません。医師から言ってはいけないと指示されているそうです。
姉妹の父親 「『危ないから言わないでくれ』『万全なカウンセリングとかやったうえで言わないと』『ショックで危ない』と言われている。うれしいけど喜べないじゃないですか、正直。半分うれしくて、半分悲しい」